「逆走の自転車が突っ込んでくる」Y字路特有の課題とルールを解説

「逆走の自転車が突っ込んでくる」Y字路特有の課題とルールを解説

逆走して歩道を猛スピードで走る自転車に危険を感じるとの声が寄せられました。調査の結果、これはY字路交差点特有の事情が関係していました。

この場所では、市道から国道45号に合流する際、自転車が左側通行を維持しようとすると大きく迂回しなければならない構造となっており、結果として多くの自転車が「やむを得ず右側通行（逆走）」を選択しているのです。

しかし、**車道の右側通行は道路交通法上の「通行区分違反」**にあたり、警察によればたとえやむを得なくても許容されません。2026年4月からは「青切符制度」の対象となり、右側通行にも反則金（3000円〜1万2000円）が科される可能性があります。

一方で、今回の現場には「普通自転車歩道通行可」の標識があるため、歩道の車道側を徐行すれば合法です。猛スピード走行や歩行者を妨げる行為はNG。歩行者が多い場面では、自転車を降りて押すのが正しい対応です。

【自転車が取るべき対応まとめ】

• 車道は原則左側通行。

• 「普通自転車歩道通行可」標識がある場合、歩道の車道側を徐行。

• やむを得ず右側に進む場合は、降りて押す。

• 歩道では歩行者優先、混雑時は押して通行。

• 2026年4月からは右側通行も反則金の対象に。

交通構造の不備であっても、事故を防ぐためにはルールを守った運転が重要です。特にY字路などの複雑な交差点では、十分に注意して通行しましょう。

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