ガソリン車を長く乗り続けるために避けたい「NG習慣」とは？寿命を縮めないための基本メンテ術

2035年には新車での販売が禁止される見込みのガソリン車。その価値が見直されつつある今、少しでも長く快調に乗り続けるには、日常のメンテナンスと使い方が重要です。ここでは寿命を縮めてしまう代表的なNG行為をまとめました。

1. エンジンオイルの交換を怠る

エンジンの潤滑・冷却・清浄に重要な役割を果たすエンジンオイル。交換を怠ると燃費悪化や焼き付きの原因に。

• 交換目安は10,000～15,000kmまたは6ヶ月～1年ごと

• ターボ車は半分程度のサイクルが望ましい

• 古い車は鉱物油ベースのオイル推奨（合成油はオイル漏れの原因に）

2. ガソリンを空に近い状態で走り続ける

燃料ポンプやインジェクターの潤滑と冷却にガソリンが必要。

• ガス欠は部品トラブルの原因に

• タンク内の湿気でサビや異物混入も懸念

• 常に燃料は1/4以上を目安にキープ

3. 暖機運転のやりすぎ or しなさすぎ

現代の車はエンジン精度やオイル性能が高く、長時間のアイドリングは不要。

• 停車状態での暖機運転は1分程度でOK

• ベストはエンジン始動後、優しく走行しながら暖める“暖機走行”

4. 高回転の多用・低回転の連続使用

エンジンを守るには、極端な使い方を避けることが大切。

• 高回転の連続：ピストン・バルブに過負荷＋オイル漏れのリスク

• 低回転すぎ：不完全燃焼→カーボン蓄積→性能低下

• 理想は2,000～4,000rpmの中回転での安定走行

5. 長期間動かさない

乗らないとオイルが落ち、エンジン内でサビや腐食が進行。

• 週に1回はエンジンをかけて走行するのがベスト

• 軽く走らせるだけでもコンディション維持に有効

今後“貴重品”になるかもしれないガソリン車。
その寿命を延ばすためには、「乗らない」「使わない」ではなく、適度に使い、正しくメンテナンスすることが何よりも大切です。愛車を長く楽しむために、日常のケアを見直してみては？

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