クルマのナンバープレートにアルファベット意味は？

最近、クルマのナンバープレートにアルファベットが表示されるケースが増えています。

これは、登録車両の増加による「分類番号」の枯渇を解消するために導入されたもので、2017年から全国で運用が開始されました。

分類番号とは、ナンバープレートの右上に記載されている3桁の数字で、車両の用途や種類を示すものです。1998年には2桁から3桁に変更されましたが、車両の増加に伴い再び番号が不足する事態に直面しました。これを解決するために、国土交通省は桁数の増加やカタカナの導入も検討しましたが、システム改修の影響を最小限に抑えるため、分類番号にアルファベットを追加する方法が選ばれました。

アルファベットとして使用されるのは「A」「C」「F」「H」「K」「L」「M」「P」「X」「Y」の10文字です。これらは、分類番号の2桁目と3桁目に使用され、「0A」から始まり「Y9」まで順次進行します。ナンバープレートの1桁目には車種や用途を示す数字が使用され、アルファベットが使われることはありません。

希望ナンバーを選んだ場合でも、すでに従来の数字のみの番号が使用されていると、アルファベットが含まれる番号が割り当てられることがあります。この変更はシステム改修を避けつつ、車両登録数の増加に対応するために導入されたため、今後さらにアルファベット入りのナンバープレートを目にする機会が増えるでしょう。

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