タイヤは消耗品！交換タイミングを見極めて安全・快適な走行を

クルマの性能は、最終的にタイヤに依存しています。いくら高性能な車でも、タイヤの状態が悪ければ本来の性能を発揮することはできません。しかもタイヤは消耗品。日々の走行で摩耗し、時間とともに劣化していきます。

■ 寿命の目安は「スリップサイン」

最もわかりやすい交換のサインが、トレッド面に現れる「スリップサイン」。これは溝の深さが1.6mm以下になったことを示し、車検でも不適合と判断されます。特にウエット路面では、排水性能が大幅に低下し、ハイドロプレーニング現象などの危険性が高まるため、スリップサインが見えたらすぐに交換しましょう。

■ あまり乗らない車でも劣化は進む

走行距離が少ない場合でも、タイヤは経年劣化します。トレッドやショルダーにひび割れが出ている場合は要注意。ゴムが硬化してグリップ力が落ち、パンクやバーストのリスクが高まります。製造から5年程度経過したタイヤは、安全のためにも交換を検討しましょう。

■ 適度な走行がタイヤの健康を保つ

タイヤを長持ちさせるためには、適度に走ることが大切です。タイヤは使うことで適度に柔らかさを保ちます。逆に、長期間まったく動かさないと、ゴムが硬化しやすくなります。急激な摩耗を避け、無理のない走行を心がけるのがベストです。

■ 摩耗するとタイヤ外径も変わる

タイヤが摩耗すると、外径が小さくなり、接地面積が減少します。通常の走行では気づきにくい変化ですが、急ブレーキや緊急回避の際など、とっさの場面で性能差が現れる可能性があります。

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