大雪でクルマが立ち往生！安全に避難・対処する方法

大雪や暴風雪の際にクルマがスタックして動けなくなった場合、適切な対処を知っておくことで安全を守り、周囲への影響を最小限に抑えることができます。以下に具体的な対策と注意点をまとめます。

1. 事前の準備が最も重要

暴風雪が予想される場合は外出を控えるのが最善策ですが、やむを得ず出かける場合は以下の装備を準備しておきましょう：

• 雪かき用スコップやスロープ：自力での脱出に役立つ。
• 牽引ロープ：他の車や救助を受ける際に便利。
• 防寒具・長靴：車外での作業や、車内での長時間待機に備える。
• 飲料水・非常食・携帯トイレ：救助が遅れた場合に必要。
• マフラー周りの除雪道具：排ガスが車内に逆流しないようこまめに除雪するため。

また、燃料は満タンにしておくことで、ガス欠によるトラブルを防げます。

2. スタックした場合の対処法

• 安全確保：エンジンをかけっぱなしにせず、厚着をしてエネルギーの節約を心がける。
• 定期的なマフラー周辺の除雪：排ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒のリスクを防ぐ。
• 救助要請：道路緊急ダイヤル（#9910）やJAF（#8139）に連絡し、状況を伝える。

救助が来るまで時間がかかることもあるため、飲料水や食料で体力を維持し、風下側のドアを定期的に開けて脱出経路を確保することも重要です。

3. クルマを置いて避難する場合

生命に危険が及ぶほどの豪雪に遭遇したら、クルマを置いて避難する決断が必要です。その際のポイントは以下の通りです：

• 停車位置：緊急車両の通行を妨げない場所に停める。
• 安全対策：窓を閉め、車内に貴重品は残さない。
• キーは付けたまま：救助隊や道路管理者がクルマを動かせるようにする。
• 車検証は持ち出す：盗難リスクを軽減するために必要。

災害対策基本法では、放置車両の移動命令や、必要に応じて車両の破損を許可する条項があるため、クルマよりも命を最優先することが大切です。

4. 大雪対策の心構え

• 装備の充実：緊急時に備えた装備を常に車内に用意しておく。
• 燃料確認：長時間の立ち往生に備え、常に燃料は満タンにする。
• 避難の決断：自力で動けない場合や生命の危険を感じたら、迅速に避難する。

まとめ
大雪時の運転は極力避けるのが最善策ですが、どうしても外出が必要な場合は装備を整え、事前に準備をしておくことが重要です。万が一、クルマを置いて避難する必要がある場合は、安全な停車位置を確保し、貴重品を持って避難することを徹底しましょう。クルマよりも優先すべきは自分自身の安全です。

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