EVがそれなりに売れているなら、目にする機会はもっと多くてもよさそうなものです。というわけで、2023年1〜7月の自動車販売台数を調べてみたところ、次のデータが取れました。
- 1〜7月の自動車販売台数は2,602,175台
- 同期間のEV販売台数は55,045台
- 同期間の自動車販売台数に占めるEVの割合は約2.1%
EVが売れた割合は車全体の約2.1%と、売れ行き好調とは言い難い数値です。あまりEVを見かけないのは売れていないから、といえそう。
なお、上記データは「日本自動車販売協会連合会」と「全国軽自動車協会連合会」の資料から算出しています(リース車は台数から除外、以後のデータも同様)。
普通車EVの売れ行きはどんな感じ?
軽EVの売れ行きを見たところで、輸入車を含めた普通車EVの販売台数にも触れておきましょう。ザックリいうと、2023年1〜7月の普通車EV販売台数は、普通車全体の約1.6%です(普通車1,590,383台のうちEVは25,536台)。
ちなみに、2023年7月の普通車EV販売台数は2,679台で、前年同月と比べて510台増加しています。1〜6月の販売台数もそれぞれ前年を上回っていることから、普通車EVを選ぶユーザーは増えていると考えてよいでしょう。
……とはいえ、それでもEVが売れた割合は軽自動車を含めても約2.1%と、全体の5%にも達していません。EVがあまり売れていないのは何故なのでしょうか。