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道路上でよく見かける白い斜線模様「ゼブラゾーン」。

道路上でよく見かける白い斜線模様「ゼブラゾーン」。

正式には「導流帯(どうりゅうたい)」と呼ばれ、安全かつ円滑な車両の通行を誘導するために設けられています。設置場所は交差点の手前や車線の分岐・合流部などで、主に進行方向を明確に示す目的があります。

ゼブラゾーンは、「安全地帯」や「立入禁止場所」とは異なり、道路交通法上の違反対象ではありません。そのため、ゼブラゾーンを通過したからといって即座に取り締まりの対象となることはありません。しかし、安全運転の観点からはむやみに進入しないことが推奨されており、教習所でもそのように指導されています。

また、地域によってはゼブラゾーンの上を通行することを制限する独自ルールも存在します。たとえば宮城県では、ペイント部分への車輪の乗り入れを原則禁止する県独自の交通規則があるため、注意が必要です。

さらに、ゼブラゾーン上での駐停車は非常に危険です。後続車にとって妨げになり、事故のリスクが高まるだけでなく、万が一接触事故が発生した場合、「本来進入する必要のない場所に停車していた」として、過失が問われる可能性もあります。

■まとめ

  • ゼブラゾーンの走行は法的には違反ではないが、原則として進入は避けるべき。

  • 地域によっては通行規制が設けられている場合がある。

  • ゼブラゾーン上での駐停車は安全上極めて危険で、事故の責任を問われる可能性も。

  • あくまで「誘導目的」の区域であり、緊急時などを除いて立ち入らないのが基本ルール

安全でスムーズな交通のためにも、ゼブラゾーンは「通っていい場所」ではなく、「通らないように設けられた場所」であるという認識を持っておくことが大切です。

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