「休日割引」さらに縮小へ！3連休も適用外に…高まる不満の声

2025年3月14日、NEXCO各社をはじめとする有料道路事業者は、高速道路の「休日割引」の適用範囲をさらに縮小し、3連休も割引対象外とする ことを発表しました。

これにより、ETC搭載の普通車・軽自動車に適用される3割引の休日割引は、大型連休（GW・お盆・年末年始）に加え、シルバーウィーク、さらには3連休でも適用されなくなる ことになります。

料金改定の背景とは？

本来、休日割引は「地方観光の振興」を目的として導入されたものでした。しかし、2023年10月に政府が決定した**「オーバーツーリズム抑制策」** により、「観光客の集中を防ぐため」として段階的に縮小されてきました。

その代わりに、「周遊パス」などの新たな割引制度が設けられ、平日の利用を促す施策 が進められています。しかし、一般の家庭は平日にレジャーへ行くことが難しく、多くの人にとっては**「実質的な値上げ」と感じられる** ことが、不満の声を大きくしています。

「高速料金高すぎる」国民の負担増に不満の声

SNSやネット上では、今回の決定に対し、次のような声が多く上がっています。

• 「そもそも通常料金が高すぎる」
• 「国民に負担を押し付けているだけでは？」
• 「海外の高速道路は無料のところも多いのに、なぜ日本だけこんなに高額なのか」
• 「かつての『高速1000円時代』が懐かしい」

また、観光業への影響を心配する声も多く、「地方経済をさらに冷え込ませるのでは？」 との指摘も出ています。

「渋滞緩和には賛成」 でも地方観光への影響は？

一方で、「休日割引をなくすことで渋滞が緩和されるなら賛成」 という意見もあります。特に過去の「高速1000円キャンペーン」では、観光地や高速道路の大混雑が社会問題になった こともあり、交通集中の緩和を期待する声もあります。

しかし、観光客の減少による地方経済への影響を懸念する声も根強く、「観光業を守りつつ、渋滞も緩和できるバランスが必要」 との指摘も多く見られます。

なぜ日本の高速料金はこんなに高いのか？

日本の高速道路料金は、海外と比べても高額なことで知られています。その理由として、「建設・維持管理費の負担」「道路公団の民営化によるコスト増」 などが挙げられます。

しかし、すでに開通から何十年も経過している路線でも、料金が高止まりしていることに疑問を持つ声 も多く、「いつまで払い続けるのか？」「完全無料化は実現しないのか？」 という意見が根強くあります。

今後の課題は？

政府は今後も**「観光の分散化」** を進めていく方針ですが、それが本当に国民の利益につながるのか、さらなる議論が求められています。

「割引の縮小による観光業への影響」「国民の負担増」「渋滞緩和とのバランス」など、多くの課題が残る今回の決定。これからの動向に注目が集まります。

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