ガソリン代5円安い隣町まで給油しに行くのは得か損か？

ガソリン代5円安い隣町まで給油しに行くのは得か損か？コスパ・タイパを検証

物価高の今、支出を少しでも減らしたいと考えるのは自然なこと。しかし、節約のために移動や時間を費やす行動は、本当に得なのか？今回は、1リットルあたり5円安いガソリンを求め、片道10km離れた隣町に給油に行くケースについて検証してみました。

隣町までの給油、実際のコストは？

シミュレーション条件：

• 隣町のガソリンは5円/L安い

• 車の燃費は19km/L

• 給油量は40L

• 隣町まで片道10km（往復20km）

• 往復に30分かかる

この場合、安くなるガソリン代は
5円 × 40L ＝ 200円の節約。

一方、往復20km走るために必要な燃料は約1.05L。
ガソリン代（1Lあたり184円）で計算すると
193円の出費になります。

つまり、節約できるのは実質7円程度。
月4回同じ行動をしても、トータル28円しか節約できない計算です。

タイパ（タイムパフォーマンス）はどう？

さらに、往復にかかる30分を労働時間に置き換えると、最低賃金（1055円/時）換算で約528円の価値になります。
これを考えると、「得するために時間的な損失が発生している」と言えるでしょう。

それでも無駄とは言い切れない理由も

単なる節約目的なら、あまり意味がない行動ですが、もし運転自体が好きだったり、ドライブがリフレッシュの時間になっているのであれば、話は別です。

• ドライブが趣味や気分転換になっている

• お気に入りのガソリンスタンドがある

• ポイント還元を楽しんでいる

こうした理由があるなら、「損得」だけで判断するのは適切ではありません。
むしろ趣味の一環ととらえ、心のリフレッシュ代として割り切るのも良い考え方です。

まとめ

• ガソリン5円/L安くても、移動コストを考えるとほとんど得にならない

• 移動にかかる時間も見えないコストとして大きい

• ただし、ドライブ自体に楽しみを見いだしているなら、単純な損得で測るべきではない

本当に節約を目指すなら、買い物のついでに給油する、より近場で安いスタンドを探す、クレカ還元を活用するなどの工夫がおすすめです。
支出だけでなく、心の満足度も考えながらバランスをとることが大切ですね。

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