ETC2.0とは?従来ETCとの違いや導入メリットを解説

クルマの購入や機器の更新を検討している方に向けて、「ETC2.0」への乗り換えを勧められることがあります。ETCといえば料金自動精算を思い浮かべますが、ETC2.0はそれに加えて、より高度な情報サービスと割引特典が受けられる次世代型のシステムです。
ここでは、従来ETCとの違いやETC2.0の主なメリット、導入費用について解説します。
【ETC2.0の主なメリット】
1. 圏央道などでの料金割引
ETC2.0を使うと、一部区間で従来ETCより安く利用可能になります。たとえば、普通車で入間〜境古河間を走ると、従来ETCで2180円かかるところ、ETC2.0では330円割引の1850円に。
2. 広範囲の渋滞・事故情報を取得
ETC2.0では、広範囲の交通情報を受信でき、渋滞回避ルートの提案や目的地までの最適ルート案内が可能になります。快適なドライブが可能になる点も魅力です。
3. 一時退出・再進入が可能
特定のインターチェンジや道の駅で条件を満たせば、高速を一度降りても、追加料金なしで再進入できるサービスが受けられます。休憩施設が少ない区間では特に便利です。
4. 災害時の音声情報提供
地震など災害発生時に、ETC2.0は音声による情報提供が行われ、通行止め情報や避難ルートの案内をリアルタイムで得ることができます。
【導入費用の目安】
ETC2.0対応の車載器は1.5万円〜3万円前後。ETCカードは従来のものがそのまま使えます。機器の設置はDIYも可能ですが、配線や取付位置の調整が必要なため、カー用品店やディーラーに依頼するのが安心です。
【まとめ】
ETC2.0は、従来のETCに加え、「料金割引」「渋滞情報の取得」「一時退出」「災害時音声案内」など、より快適で安心なドライブをサポートする多機能システムです。
**高速道路をよく使う方や、災害対策・情報サービスに魅力を感じる方には特におすすめ。**導入費用と機能面を比較し、車の使い方に合うかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。